ヨシミ22歳のいい曲100 その96 「カブトムシ」/aiko

 今日は、こちらです。

「カブトムシ」/aiko
作詞・作曲:AIKO
1999

 この曲ね~
 個人的には、とっても憂鬱な感じの思い出がある曲なので…
 取り上げるかどうかもためらうのですが、名曲なのは確かです。

 ほんとうに、こう…。
 憂鬱度が増しに増していた、あの頃に流行った曲です。
 大学に行かなくてもいい日、起きると14時くらいで…。
 なんの気力も無くて…。
 人と会う予定も無く…。
 そして秋葉原あたりにぷらっと行って。
 営団地下鉄東西線に乗って。日本橋の駅で銀座線に乗り換えて。銀座線のホームに飛び込もうかな、なんて思って。そういう勇気もなくて。
 末広町の駅に降りて。そんでもって、末広町の駅近くにあったゲーマーズに寄って。
 JRの秋葉原駅まで、何の意味もなく歩いていって。そして、途中でラオックスザコン(ザ・コンピューター館)に寄って。買うことのないパソコンを見て。パソコンがいま壊れたらどうしよう、なんて思って。
 そんな、1999年の12月1日を過ごしていた、その頃…。
 聴いていた曲です。
 (前置きが長い)

 「カブトムシって夏だけど、この曲は冬だよね」、という話を聞きつつ…。
 インターネットの友人とも急速に疎遠になり…。
 これからどうやって生きていくんだろう、と思った、あの頃の曲です。
 どうにもこうにも…。

 でも、とてもいい曲なんです。
 いい曲ですよね…。

 わたしも、あの頃の憂鬱を「生涯忘れることはないでしょう」。
 どうにもこうにも…。
 たぶん、あの頃の憂鬱をリアルに思い出すと、わたしは生きていけない…。