[y22] ヨシミ22歳の普通の日記

単なる日記ですよ

KDR-101 love solfege 「The Centenary disc2 〜 Veneration 〜」の感想

 早速書かせていただきますね。
 でも、古い曲を知っている、というそんなわたしですので、昔の曲がいっぱい入っているCDの感想文を書いた方がいいかな、と…思いました。


KDR-101-01 landing on the earth

 ああ、懐かしい…。昔の(1997年の)バージョンよりもキーが2つ上がっています。
 KDR-003「19番目のアエティール」のトラック1なのですが、このCDはCD-Rで、同人誌とのセットになっていました。音楽もマンガも、というそのコンセプト。いいですよね。イメージが広がります…。
 コミックマーケット53で頒布されたものです。オリジナルの音楽で勝負するのが、まだ厳しかった時代です。YouTubeどころかGoogleも、まだなかった頃です。ホームページの容量は限られていて、音楽のデータも載っけられない…。そういう時代です。同人誌は、CDを手に取るいいきっかけになったのではないでしょうか。

 冒頭のイントロも非常に忠実で…忠実というかそのままで…でも、絶妙にブラッシュアップされていて…。現在のオーギュスト棒先生の経験と技量をダイレクトに感じます。そもそも、わたしなんか思い出補正で、ついつい1997年バージョンと比較してしまうのですが、やっぱり音楽的にとても解像度が上がった、と言いますか。作曲者の訴えたいところがビシッと伝わってくる感じがします。

 わたしがこのCDを買ったのは、たしか2000年の2月頃です。
 いまこの曲を聴いても、あの頃を忠実に思い出すのです。本当に本当に。東北新幹線に乗りながら、また、特急スーパーはつかり(当時あった特急列車)に乗りながら聴いていたことを、いま、ありありと思い出します…。
 何かこう、新しく一歩踏み出す、と言いますか…。その気持ちはいまも変わらずに思い出せます。


KDR-101-02 wish

 KDR-015「私立成崎学園」という、とんでもない同人CDが出たのは1999年12月24日。ミレニアムを控えたクリスマスコミケのことでした。ふつうはクリスマスイブにコミックマーケットは行われていませんでした…。

 「私立成崎学園」はドラマCDになっていて、音楽も入っていて…とてもよかったです。このCDのためだけに、クールオンラインに宣伝用のホームページが作られたりしてた記憶があります。
 その、クールオンラインも2012年にサービス終了…。

 そういう感じでリリースされた「私立成崎学園」ですが、どの曲がよかったか、という人気投票が行われたのでした。「私立成崎学園」の中には他に「Miss Rain」というあのバラードの名曲も入っていまして…。
 「wish」とどっちが勝ったのか?
 結論から言いますと「成崎学園中等部校歌」が1位。
 …え?
 「バラードが2曲あったので、票が別れてしまったようですよ」という話を、2000年春のM3というイベントで聴きました。
 この名曲でも1位ではない…。
 原作となったマンガ「私立成崎学園」の「wish」という話は、本当にいい話なのでもう、とてもいいんですよ。(語彙)

 今回の「wish」を聴いていると、本当に違和感がなく、こう…。
 こちらが原曲で、日本語訳をしたものが「私立成崎学園」に収録されていたんでしたっけ、と、錯覚してしまいます。

 作詞者泣かせの曲でしたよね。この「wish」ではないのですが、別の曲で作曲担当の方が「できない…」と悩んでいるのを、イベント会場で見掛けました。確か、あれは2000年頃のサンシャインクリエイションだったと思うのですが…。

 英語だと、こんなにしっくり来るんですね…。なるほど…。


KDR-101-03 勉強のうた

 この曲、まずもって「作詞も」、オーギュスト棒先生なのが驚きです。
 どうしてこういう歌詞を書けるのでしょう…。作詞作曲が同じ人なので…表現の幅も広がるという感じがします。そもそも、もしも曲が先にできていたら、途中でハレルヤコーラスが入ってこないような気もします。その点、奇跡の一曲です。

 KDR-013「永阪結里の100問100答」に収録されています。
 わたしが最初に買った、オーギュスト棒先生のCDです。
 最初にこれを買ってしまうと、もう、逃げられないよね…というような感じで、ガッチリ心を掴まれました。無理ですよ、逃れるなんて。

 1999年に恐怖の大王が舞い降りた、というコミカルなクイズが入っているCDで…このクイズの音響も全部やってるんだ…と思うと、いま、改めて尊敬します…。

 ところでこのCDに入っているクイズ、結構簡単のような、難しいような、です。
 もちろん、疑義問もありますよ!

問13 日本で一番長い川は?

正答例 信濃川

 これ、もちろん千曲川でもいけると思うし…。だめ?

 歌詞の中の「吟遊詩人になるって」というのが…なんていうんでしょう。いま思うと、オーギュスト棒先生の、将来に対する強い決意だったのかな、と思います…。
 オーギュスト棒先生は、プロのミュージシャンになって、かなり長いですよね…。この曲が決意だったのか! と思わされて…。

 ハレルヤコーラスも心地よい、本当に名曲なんです。
 令和に新バージョンを聴けるなんて、生きてみるものです。


KDR-101-04 悟

 21世紀になってから、この曲のニューバージョンが出るとは思わなかったです。本当に、当時の自分に教えてあげたい。びっくりすることでしょう…。

 KDR-011「メイド少年」の曲です。このCDは、通称「メ少」と呼ばれていました…。
 なんか、ちょっとエロなんですが、なんていうか、一瞬の儚さと美しさが…あああああ! とてもいいんですよ。なんていうか最高です。オーギュスト棒先生の世界観が全面に出ていて…とてもよい…。

 1999年5月5日の発売、ということは…。頒布されたイベント、恐らくはショタケットか何かだったのではないかと推察されます…。仮にショタケットだったとすると、川崎市の新百合トウェンティワンホールだった、ということになります。
 …行きたかったですねえ…。その日、わたしは…前日までのイベント参加でダウンして寝ていました。せっかく当時東京に居たのに。

 この曲も、オーギュスト棒先生の作詞なんですよね。
 嘘みたいにガッチリした世界観。読み方の難しい漢字が多数。もう…とてもいいんですよね。
 晩秋の野山をぼんやり歩きながら、この曲を口ずさんだことがありました。恐ろしいくらいにハマります。びっくり。本当にもう。いよいよ寒くなってきた頃がお勧めです。

 そして、この辺りにこそ、現在のlove solfege、そしてクラシカルアートポップスに通じているものを色濃く感じます。もう、本当にクラシカルでアートでポップスなんですよ! 本当に!

 メ少の話をしてもしょうがないのですが、なんていうか、21世紀の、令和の時代になって、本当に…新しくなってよかったです。
 この曲の最後の歌詞の部分の若干のためらいが、わざとらしくなく、曲の中で非常にうまく昇華されていて、すごくいいですよね。わたしは救われました。


KDR-101-05 Fight!

 この曲の初出は…KDR-006「聖ルイス女学園卓球部!」でした。
 1998年の夏コミ(1998/8/16)ですね…。もはや、本当に昔のこと。まだ生まれていないよ! という方が居るような気もします…。大変です。

 当時のサークル「noki-ろっく」でいうと、「第2期noki-ろっく」の華々しいスタートだったのではないでしょうか。プレスCDに、分厚いブックレットが付いていました。本当に面白かった…。

 当時の「聖ルイス女学園卓球部!」のブックレットには「Fight! ~小泉ぽん子のテーマ」という記載がされています。ドラマCDでしたもの、面白かったです。ラップがよかったんですよ…? とか、余計なことを書くと多くの方に余計な詮索をされそうですので、やめましょうか…。

 オーギュスト棒先生の解説にありますように、この当時のプレスCDで、この曲の途中に音飛びがあるのです。恐らくは、プレスをする前のマスターを作成する際のミス…。そもそも、プレスCDはとんでもないお金が掛かるので直せないし…。大変だったのではないかな、と思います。

 この次のCDの、KDR-007「いつか大きくなったら」の中で「音飛びがありました」というお詫びがあり、そして「Fight! (R Version)」というリミックス版が収録されていました。
 個人的には、もとのバージョンの音飛びなしの「Fight!」も収録してほしかったなあ…と思うのですが、色々事情もあったのでしょう…。

 本当に、キャッチーでいいんです、この曲。とってもいいです。ああ、この! この感じ! という何とも言えない懐かしさと、新しさ。もちろん今回のバージョンには、音飛びが一切ありません。ご安心ください。でも、当時音飛びがあった箇所を通過する度にドキッとするんです。今も昔も聴きすぎでしょうか。
 いい時代になりましたが、知らない間にCDの時代が終わっているような気もします。


KDR-101-06 AUTUMN BREATH ‘24

 この曲もですね、KDR-013「永阪結里の100問100答」に収録されています。
 このCDは、いい曲ばっかり入っているのに、クイズがやたらと面白いんですよ…どうにもこうにも…。

 でも、その面白さとは別として、この曲のオシャレな感じがありました。
 今風にいうと、シティポップと言いましょうか…。いいと思います。

 今でこそシティポップなんでしょうけれども、この曲を1999年に書く、というのは、やはり有り得ないような気がするんですよね…。改めて聴いてみますと、どう考えても今のlove solfegeにつながってくる予兆を強く感じます。
 やはり、同じ人が作っているんだなあ…という感じ。当たり前ですけれどもね。

 こう…おしゃれな秋はあのあたりからやってくるのかな、という気はします。この頃のオーギュスト棒先生は、たしか…都内在住ではなかったような気がしますし…。横浜市でしたっけ…。
 横浜市、という語彙を追加するだけで、この、ほとばしる都会感。アーバンな感じですよ。いいですよね。おしゃれ曲を書くためには、おしゃれなところを歩かないとね、という感じです。

 それにしても、この…音符が長いですよね。ひたすら伸ばす。言われてみると気になってしまいます…。終わり! というタイミングで音符が長いので、地獄です。
 歌いやすそうに思えるのですが、この伸ばすところで息が続かなくなる予感もします。どうしましょう。


 力尽きてきたので、昔のトラックを取り上げていきましょう。


KDR-101-08 世紀末のお子さま~ next Century

 「世紀末のお子様」という曲が最初に世に出たのは、1997年5月3日。
 …。当時はまだ「M3」というイベントが始まる前でしたので、おそらく、何らかの別の即売会で…? と思います。「こどものおもちゃ」の二次創作のCDだった、という伝説が残っています。

 さすがにわたしも、KDR-001については現物を持っていません。1997年当時、もうCD-Rがあった、ということになりますね…。
 そもそもわたしなんか、リアルタイムではKDR-013から入った新参者でございますから…。

 でも、過去に出た「世紀末のお子様」をまとめることはできそうです。カラオケバージョンを除いて、音楽CDをピックアップします。

KDR-001-09 世紀末のお子様 1997/5/3
KDR-010-01 世紀末のお子様'99 1999/4/18
KDR-012-11 世紀末のお子様'99 I-N-U mix 1999/8/13
KDR-021-14 世紀末のお子様∞ -infinity- 2000/12/30
KDR-060-02 世紀末のお子様 "NZstyle" 2006/12/31
KDR-101-08 世紀末のお子さま~ next Century 2024/4/28

 …。
 もっとあったような気がするのですが、わたしの気のせいなのでしょう。前回からもう18年も経っていた…?
 KDR-001のものは結構キーが低く、KDR-101収録のものと比べてキーが5つ下だったような気がします。こうするとね、たぶん歌いやすいですよ!
 あとは、そうですね…。今回から「様」がひらがなになったんですね。時代を感じます。


KDR-101-11 19番目のアエティー

 オーギュスト棒先生の解説に「音符が若いと言われた」旨、書かれていました。
 …そうですかね?

 聴いてみると、確かに…今のオーギュスト棒先生とは違う気がする…。
 明らかに、明確に、若いですね…。びっくりです。

 1985年に作曲された、ということは、当時は昭和60年。
 その年の日本におけるヒット曲を調べてみます。

中森明菜「ミ・アモーレ〔Meu amor é…〕」
C-C-BRomanticが止まらない
安全地帯「悲しみにさよなら」
吉幾三俺ら東京さ行ぐだ
レベッカ「フレンズ」
小林明子「恋におちて -Fall in love-」
岩崎良美「タッチ」
荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」
細川たかし「望郷じょんから」
松田聖子天使のウィンク
チェッカーズ:「ジュリアに傷心」
USA for Africaウィ・アー・ザ・ワールド

 …。この時代に、この曲を? 中学生が??
 ミッシングリンクでは? 未来人?
 それはもう…どこか時代を間違えたような感じすら思い起こさせる…。当時、まだレコードが主流だったでしょうし、そのレコードには「物品税」も掛かっていたはず…。で、消費税はなかった。
 時代…。

 アルバムのクロージングとしても、見事な曲で…。いや、でも中学生がこういうのを書けるんだったら、そりゃプロになるべきですし、なって本当によかった…安心した…と思います…。


余談

 KDR-004「ホワイトロリータ」など、KDRの番号の中では欠番になっているCDが多いようなんです。ホワイトロリータは企画を立てて曲も作ったけれども、1枚のCDにならなかった…ような話を聞いたことがあります。

 KDR-009も欠番です。恐らく何らかの企画があったのでしょう。その都度起番されているはずですから。

 オーギュスト棒先生の笑い声が最高なので、今後はまた「love天」を復活してほしいのですが、難しいでしょうか。


まとめ

 若い方も、お年を召した方も、安心して楽しめる「love solfege」。素晴らしいですよ! 皆様もぜひお聴きください。