はい。
お約束通り、今日は、love solfege「BIS re:00-05」の感想文を書いていきます。
tr.1 Schwarzwald について
今をさかのぼること…21年前。
えええ、21年前!? もうそんなとんでもない過去に!?
まあいいです。
2001年8月10日、わたしはコミックマーケット60に出掛けました。朝5時過ぎに当時住んでいた家を出て、そして朝7時にはビッグサイトに居ました。微妙に早いような遅いような時間ですね…。
で、10:20頃に入場しまして…。
その時のコミケでは、わたしの作った音楽を採用してくださった同人サークルさんがいらっしゃったので、まずはそこにご挨拶を…。
そして、当時有名だった、美少女キャラクターの出てくる格闘ゲームの大手壁サークルに並びます。
暑い。列がなかなか進まない。
しかし、ある時、列が急に進んでいきます。おお、いい感じ…と思ったら、完売したので列が進んだだけ、という…。
タイムロス。
そのあとで、この時のコミケが初参加である「love solfege」というサークルを訪れます。
新作のCD「Schwarzwald」は、残りわずか。危なく買い逃すところでした。オーギュスト棒先生から買いました。
というわけで、初回参加からもう既にlove solfege様の人気は、おそらくありました。
それまでの布石というか、下地もありましたから。オーギュスト棒先生の「クラシカル」な部分はそれ以前も存分に発揮されていたところです。ポップで明るい曲、のみならず、クラシカルで耽美な曲にも大きな人気がありました。
それを、今後、クラシカルアートポップス専業でやっていく、という事を聞きまして。
今思うと、上手い方向転換でした。誰でも代わりが居そうな分野を縮小し、オリジナリティの高い分野で勝負することになるわけですからね。
で、その「Schwarzwald」の2001年版ですけれども、わたしが聴いた印象では「暗めの雰囲気」「くぐもった雰囲気」「本格派」という感じでした。
当時としては、それもこれもひっくるめて印象的なCDでした。
従前の楽しく明るい印象から、そういう暗さに足を踏み入れる。これを例えて言うのならば「就職」です。
…そんな感じ。
それから時は流れて、いつしかオーギュスト棒先生も立派な管理職になられた頃合いのはずです。上手い例えが見つからないけどそんな感じ…。
そんな、キャリアも知識も経験も十分なオーギュスト棒先生が、敢えて自らの駆け出しの就職したての頃の曲を、作成し直す!
おそらく大変であったことでしょう。
聴いてみると、確かに同じ曲なんですけれども…。
就職したて、という感じは、概ねしません…。でも、時折あの懐かしい頃がちょっと顔を出している、という印象でしょうか。
管理職としては、自らの過去を語る上であまりにも完璧すぎるトラックではないでしょうか。
そんなことはどうでもいいとして、今も昔もいい曲です。
いい!
こんな調子でずっと書いていくと収拾が付かないので、このへんで。