ADSLの頃

 ブロードバンド。ブロードバンドは憧れでした。
 1999年頃に、わりと実用的なADSLのサービスが始まったんですよね。
 長野県が最初でしたっけ…?
 (そのあたりは、Wikipediaでも見ていただくとして。きっと詳しく載っていると思います)
 家に居ながらにして高速なインターネットを楽しめる、というのは、まさに夢そのものでした。
 当時、中の人は東京に住んでいましてね…。
 東京だったらすぐにADSLの恩恵にあずかれたのではないか、と思われがちですけれども、東京23区内でもエリアが拡がるのに結構な時間がかかりました。
 最初、ADSLが使えたのは、山手線の内側…の、ごく一部でした。
 ところが、当時のお友達の家がそのエリアに入っていまして。その方はもう、大喜びで契約をしていましたね。なんかもう、本当にうらやましかったです…。
 私が住んでいた場所は23区内でも外側のほうでしたので、エリアに入るのにそれから1~2年は掛かったんじゃないでしょうか…。
 そうこうしているうちに、ネット上で知り合ったコミュニティも崩壊し、結局のところ、「あの人間関係はナローバンドならではのものだったのか~」と思うようになりました。
 でも、そんな感じですよね…。
 ADSLですら、もう、超高速のインターネット、という感じでした。
 今はもう、恵まれすぎていますが、もうちょっと速い方がいいかな、とはいつも思います。