インターネットの「縮小」

 スマートフォンが普及してきたのと同じくらいの時に、インターネットの情報がなくなったような、そんな印象を持っています。
 これまでの、個人で作ったようなウェブサイトがどんどん消えていった時期と一緒でしょう。プロバイダー各社のホームページ領域提供サービスが無くなった、というのともおおよそ一緒の時期なのではないかと。
 ネット上の情報は永遠に残る、とか言われていたこともありましたが、案外あっけなく消えるものですね。がっかりです。
 インターネットが「縮小」していく時代に入ったのかな、というような、そんな雰囲気も感じています。
 今、このご時世で「私は情報発信するから、今からホームページを作るぞ!」という、高尚な動機を持っている人はどのくらいの割合で居るんでしょうか。少なくとも、1990年代後半~2000年代前半の割合からすると、減っているはずです。
 ってことは、今後、ネット上のウェブサイトは、企業のものばかりになる…。
 個人はSNSへ、という、完全な棲み分けが。
 ってことは、個人の発信する情報へのアクセスが難しくなる…。
 インターネットも、カネを持っている企業の言いなり。
 なるほどね…。
 でも、個人発信の情報の質が劣ってきている気もしますし、それでバランス取ってるのかな、と。それでいいのか、と。