[y22] ヨシミ22歳の読み方いろいろ

誰も話を聞いてくれないし、人間なんてもう信じない。

5月4日(+20年)

 信じられないことなのですが、あの出来事が起こった日から、今日でもう20年の歳月が流れたことになります。
 20年なんて、そんな、信じられない、という気持ちでいっぱいです。
 ついこの前の出来事のようなイメージを抱いています。
 しかしながら、それだけの時間が流れたということは、私も、あの人もそれなりに老いたということなのでしょう。もう、あの頃の自分はどこにも居ませんし、あの頃のあの人も、もうどこにも居ないことでしょう。
 いま、どこで何をしているのか、わかりませんが…。
 私は、すべてのことを忘れてしまったような、そんな気もしているところです。
 覚えているような気もしますが、記憶はそれなりに書き換わってしまっているはずです。それを受け入れて生きていかないといけませんね。
 それでも、それでもあの頃のことを思い出して、いまと比較してみようとしても。「宛名」は相変わらずのさばっているし、多くの人はインターネットから消えてしまった……かのように、あたかもそうであるかのように見えています。
 多くの人が、どこかのネットの片隅で、それなりに生きているのでしょう。そう、この私のように。
 インターネットは変わりました。ダイヤルアップ接続から光ファイバーを経て、スマートフォンの世の中になりましたね。何に付けてもセキュリティ。そして、人を探すのがより困難になった気がします。
 みんな、どこにも居ないことでしょう。
 私も、いついなくなることやら。
 あの頃を知る人も、皆知っていたことを忘れてしまっていることでしょう。
 それに抗っても、すべては、無駄なことなのですね。
 私はどこまで生きるかな。

 それでは、毎年恒例のこの曲をお聴きください。「5月4日(good days)」です。どうぞ。

5月4日(good days
作詞・作曲:ヨシミ22歳/うた:Y22+初音ミク
(2011年2月制作)

あの日待ち合わせのあの駅であの時間に
待ってるよ 待ってるよ 時代(とき)は過ぎてしまったけど
自分の命よりきみを大切に想う
間違ってなんかいない 僕は今も信じている

傷つかないことより傷つくことのほうが
尊かったあの頃に戻りたい もう二度と会えないけど

きみに会えてよかったよ
本当によかったよ よかったんだ

季節が初夏へと移りゆくこのころには
どうしても どうしても 思い出してしまうよ
憂鬱な毎日とこの時期の嵐のように
幸せを祈ろうともなかなか上手く行かなくて

悪との対立 善人の分裂を経て
孤独だった僕らはどこへ向かうだろう もう誰も知らないけど

きみに会えてよかったよ
本当によかったよ
きみに会えて うれしくて かなしくて せつなくて くやしくて
どうしても 傷つけて 寂しくて 夢をみて 知らなくて 忘れたくて

深みを増す緑色 変わってく街並みを歩いても
きみはどこにもいなくて ひとりきり 時代だけ変わってく
なつかしさやぬくもりを求めても きみはいま忙しく
日々の暮らしに忘れて 消え失せて 僕のこと覚えてはいないだろう

きみに会えてよかったよ
本当によかったよ
きみに会えてよかったよ
本当によかったよ よかったんだ

あの日待ち合わせのあの駅であの時間に
待ってるよ 待ってるよ 時代(とき)は過ぎてしまったけど
自分の命よりきみを大切に想う
間違ってなんかいない 僕は今も信じている