いじめは犯罪

 はいはい。今日読んでいくひとことは、こちらです。
 どぶろく師匠の小説「マルぼんと暮らす(再)」です。

マルぼんと暮らす(再) 「帷子辻」の巻

http://iwazo.blog98.fc2.com/blog-entry-911.html

 いってみましょう。
 今回読んでいくのはオリジナルの小説ですので、お気を付けくださいね。単なるブログではないので…。

ナウマン象「大丈夫。大丈夫。この前、それなりに歳がいった某有名人の本を読んだら、いじめについて書いているところがあったんだけど、子どもの頃に自分がガキ大将でいじめっ子だったことを明かしつつ、『僕らは確かにいじめをしていたが、それの反面、野犬やよそのガキ大将が来たときは守ってたりしていたし、それはいじめられっ子もわかっていたはずだし、感謝もしていたのではないか。僕らの時代のいじめと今の時代の陰湿ないじめを同じにしてもらったら、困る。というか、僕らのやっていたことはいじめじゃないな。コミュニケーションだよ、コミュニケーション』みたいなことを書いていたんだよ。いじめっ子からの一方的な視点のクソみたいな発言だし、じゃあ、今のいじめっ子が、大人になって『たしかにいじめたけど、いじって美味しくしていたという面もあったし、それはいじめられっ子もわかっていたはずだし、感謝もしていたのではないか』とか言ったら、いじめじゃなくなるのかよってな話だ。少しはいじめられっ子視点になれったんだ。いじめっ子の、自らの過去の肯定とか美化超ウゼー!! とか思ったんだが、まぁ、とどのつまり、昔風のいじめはいじめじゃないんだ。だからこのギロもいじめじゃないの! コミュニケーション!!」

 …。
 これが、作者の怨念ですね…。真実なんですけれどもね…。
 というか、ものすごく核心を突きすぎていましてね。思わずヨシミも過去に受けた苦々しい様々なことを思い出してしまう訳なんですけれどもね。
 うん…。
 「マルぼんと暮らす(再)」って、こんなにも社会派小説でしたっけ? と思って、過去ログを久しぶりに再読してみたんですけれどもね。
 うん。社会派小説でしたねえ、最初からねえ、ええ…。
 広く多くの人に読まれることを期待しつつ、こんな感じで…それじゃ、黄昏。